保護者向けモデル講演 「平成21年度青森県高等学校PTA連合会健全育成研修会」 実施レポート
平成21年11月20日、青森県高等学校PTA連合会主催の平成21年度青森県高等学校PTA連合会健全育成研修会が青森県総合社会教育センターで行われ、162名のご参加をいただきました。
青森県高P連会員から、お子さんのネット利用トラブル解決の実体験発表と題する講話を頂いた後、子どもネット研事務局より「子どもたちのケータイ利用の本当のリスク〜いま、保護者が知っておかなければならないこと〜」と題する60分間の講演を行うという二部構成の研修会となりました。
主催 | 青森県高等学校PTA連合会 |
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後援 | 青森県高等学校長協会 |
協力 | 子どもたちのインターネット利用について考える研究会 事務局 |
日時 | 平成21年11月20日(金) 13時30分〜16時00分 |
場所 | 青森県総合社会教育センター |
来場 | 青森県高等学校PTA連合会会員 162名 |
当日の様子
研修会前段では、青森県高P連健全育成副委員長・冷水様から、インターネット掲示板上への悪口書き込みが原因で起きた、同級生間のトラブル実例を挙げた体験発表がありました。「親が為すべき最大の務めは子どもを見守り、話を聞くことである。」との解決策提言が会場の関心を集めていました。
続く子どもネット研事務局の講演では、子どもたちが利用しているコミュニティサイトの特徴、大人による子どもの誘い出し事例の紹介や、大人には気づきにくい子どものケータイ利用リスクについて、詳細な説明を行いました。
特に、インターネットに関して、大人は「便利」を求めるが、子どもは「ハッピー」を求めているという大きな差異があるという解説や、いったんケータイを与えた子どもから無理に取り上げてしまうと、その後は親の目の届かない場所でネットを利用することになり、見守りの上ではかえって逆効果になりかねない、いきなりの説教や詰問も好ましくないとの指摘は、来場の方々にも強く印象に残ったようでした。
講演後の質疑応答では、どの程度のトラブルであれば警察に相談すべきなのかといった具体的な質問や、サイト運営事業者への子どもネット研の姿勢・提言に関する質問が出るなど、活発なやり取りがあり、青森県の保護者のみなさんの関心の高さが伺われました。