保護者向けモデル講演 東京都小学校PTA協議会主催 PTAのひろば2009「みんなのPTA」 実施レポート
平成22年3月20日、東京都小学校PTA協議会主催のPTAのひろば2009「みんなのPTA」研修会が足立区こども科学館・西新井文化ホール(ギャラクシティ)にて行われました。
本研修会は二部構成であり、第一部は、警視庁生活安全部長・山下史雄様より携帯電話を利用していた子どもが犯罪被害に巻き込まれた事案についてお話がありました。続く第二部では、子どもネット研事務局より、子どもたちのインターネット利用と大人たちのインターネット利用がどのように異なるのか、またそれによってどのようなトラブルに巻き込まれてしまう危険性があるのかを中心に保護者のみなさまへお話しさせていただきました。
主催 | (社)東京都小学校PTA協議会 |
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後援 | 足立区教育委員会 |
協力 | 子どもたちのインターネット利用について考える研究会 事務局 |
日時 | 平成22年3月20日(土) 14:00〜16:00 |
会場 | 足立区こども科学館・西新井文化ホール(ギャラクシティ) |
当日の様子
第一部では、警視庁生活安全部長・山下史雄様より子どもたちが携帯電話からゲームサイトやプロフィールサイト(以下、双方向型サイト)を利用し犯罪被害に巻き込まれる事案が増加している点を都内の犯罪実態と講演地区である足立区内の実例を基に解説いただきました。保護者の方々は、子どもたちが身近な地域で被害にあっている実態ことを知り、驚きを隠せないといった表情をされている方々も少なからずいらっしゃいました。
第二部では、子どもネット研事務局より、まず、大人のインターネットはテレビを見るように情報受信型にて利用されることが多いが、一方、子どもたちはインターネットを情報受信だけでなく、自ら双方向型サイトを利用して情報を発信側する側になるという大人のインターネット利用に対する認識のズレについて保護者のみなさまへ説明行いました。次に、子どもたちがインターネット利用によってトラブルに巻き込まれる原因や、そのようなトラブルから子どもたちを守るために保護者がすべき施策(子どもネット研第二期研究成果である段階的利用の提言に基づく※1)についての説明を行いました。
研修会終了後に実施させていただいたアンケートでは、「非常にためになった。家に帰って早速、子どもとインターネット利用に関する約束事を話しあいたい。」などといった前向きなご意見を数多くいただきました。どのように監護者である保護者のみなさまに関心をもっていただけるか、しっかりと事務局として今後も検討していかなければと思いました。