子どもたちのインターネット利用について考える研究会、第一期活動報告書を公開
2008.12.15
〜SNS、掲示板など「双方向利用型サイト」の利用リスク評価モデルを保護者へ提案〜
「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)では、「双方向利用型サイトの運営実態と課題」を第一期の研究課題と定め、学識経験者や保護者で構成された研究会を、本年4月から12月の期間に計六回実施しました。このたび、第一期の活動内容を報告書としてとりまとめ、本日より子どもネット研のウェブサイト上で公開することをお知らせいたします。
報告書の概要
1)双方向利用型サイトの利用リスク評価モデル提案
SNS、掲示板、ブログのような「双方向利用型サイト」には、隠れた利用リスクが存在しており、子どもたちの利用に当たってはサイト運営側の十分な配慮が求められます。今回提案する評価モデルは、多くの双方向利用型サイトが備える「ダイレクトコンタクト」、「他サイトへのリンク」、「サイト利用促進」の各機能について、子どもたちの利用への配慮の度合いを整理・区分することで、保護者のサイト選択の際の新たな判断基準となることを目指しています。
2)中高生の子どもをもつ保護者向けのインターネット利用リスク教育モデル教材の制作
子どもたちのインターネット利用を実りのあるものとするために、保護者にも的確なネット利用リスク理解が求められています。子どもネット研では、保護者向けの利用リスク教育モデル教材を作成し、保護者、自治体やNPOへの提供を行なっています。
詳細につきましては以下第一期分(2008年4月〜12月)活動報告をご覧ください