秋田県生涯学習センターの家庭教育支援指導者等研修で講師を担当
~利用状況と対応策を的確に理解するための講話に加え、ケース分析による演習を実施~
「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)は9 月26 日に行われた秋田県教育委員会主催の家庭教育支援指導者等研修において、講師を担当したことをお知らせいたします。
秋田県では、社会全体で家庭教育を支援する必要性が高まる中、すべての保護者が安心して家庭教育を行うことができるように、地域人材などで「家庭教育支援チーム」の組織化を促進しており、そのメンバー等を対象にした研修会を毎年開催しています。今年度の年間テーマは『学校・地域の「つながりの力」で保護者と子どもをサポートしよう』です。
一方、子どもネット研では、平成25 年度から秋田県のネットセーフティの取り組みに協力を続けています。その一環として、昨年度(サイト内リンク)に続き、今年度も生涯学習センターでの研修会に講師派遣の協力を行いました。
今回、子どもネット研事務局が担当したのは、第3回研修会「家庭での困り感や様々な課題に対応した家庭教育支援を進めよう②」のうち、2時間の【講話・演習】「子どもたちのネット利用に悩む保護者に伝えたいこと」です。
前半の講話では子どもたちのネット利用状況を三つのキーワードで簡潔に説明。その後、子どもへのネットの与え方について、大人が知っておくべきことを、ポイントを絞って紹介しました。
後半では、冒頭で保護者支援のあり方の原則を確かめた後、演習として、未就学児と小学生のネット利用の困りごとのケース分析に、それぞれ三名から四名のグループで共同して取り組みました。
子どもネット研では今後も、全国の地方自治体等による同様の活動に対して、積極的な連携や支援を行っていく予定です。
令和6年度 家庭教育支援指導者等研修
主 催 : 秋田県教育委員会
日 時 : 2024年9月26日10時~15時 ※第3回
場 所 : 秋田県生涯学習センター講堂
講 師: 高橋大洋(子どもネット研事務局)
研修の様子
写真提供:秋田県生涯学習センター